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建築会社が教える!工場・倉庫の火災対策
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建築会社が教える!工場・倉庫の火災対策

こんにちは!沢田工務店の栗原です。
最近、急に寒くなってきましたね。

寒くなってくると増えてくるもの…それは”火災”です!
空気が乾燥すると、火災が発生しやすくなるんです。

工場火災が発生すると…

  1. 建屋や従業員へのダメージ
  2. 取引先からの信頼失墜や事業継続の危機
  3. 近隣住民への補償対応 など

自社のみならず周りの住民や関連企業にもご迷惑をかけることとなります。
規模が大きければ損害賠償も大きなものになります。
そうならないためにも…本日は工場・倉庫の火災原因と対策をご紹介いたします!

工場火災が発生する原因は…?

工場で火災が発生する原因は、特に熱せられた金属や溶接作業時の火花、配線のショートや電気機器等からの出火があります。

金属の溶接時・耐熱用ウレタン吹付作業中の出火

溶接工事や断熱用のウレタン吹付作業中に火災が起きることも…
原因の多くは、使用する工具が起こした火花が可燃物に燃え移り発生します。

対策方法はコレ!

01.防炎シートの設置

02.残火確認

03.水の散布

特に残火確認ですが、飛び散った火花は少し時間が経ってから出火する可能性もあるため、終了後1~2時間はその場を離れないようにしましょう
また自社の作業だけではなく、外部の業者が火花を発生させるような施工をする可能性もあります。その際にもしっかりと作業内容を確認して依頼することが大切です。

配線のショートや電気機器からの出火

経年劣化や無理な使い方により、漏電やトラッキングなどを引き起こし接続不良部が高温になり発火するケースが多いです。

漏電火災は、漏電により電気が流れ出た箇所や、その周囲の可燃物が炭化〜蓄熱で発火します。
トラッキング火災は、差しっぱなしのコンセントと電源プラグの間に溜まった埃、埃に加わる湿気によって、電源プラグの刃の間で火花放電が繰り返されることで起こる火災です。

トラッキング火災がおこる原因

コンセントにプラグを長時間差し込んだままにしておくと、コンセントとプラグの間にホコリがたまります。たまったホコリが湿気を帯びると通電している電気によって発火してしまいます。このような現象をトラッキングと呼んでいます。
トラッキング火災のメカニズム

トラッキング火災は電気製品を使用していなくても、電源がOFFであっても、コンセントにプラグが差さっているだけで発生してしまう恐ろしい現象です。
トラッキング火災は気付かないうちに起きてしまうため、発見が遅れることも…

トラッキング火災の対策

01.定期的な点検

02.メンテナンス

03.清掃

ついつい後回しにしてしまう、コンセント周りの清掃ですがこの機会に一度チェックしてみることをオススメします!

また、1つの電源から多くの配線を取ることも危険です!
電源容量を守って、負荷を与えるような配線はやめましょう。

まとめ

  • 溶接工事や断熱用のウレタン吹付中に起こる火災には、防炎シートや残火確認、水の散布を行う
  • トラッキング火災には、定期的な点検・メンテナンス・清掃をする

自社の工場にはどのリスクが当てはまるか考えてみましょう!
そして火災を防ぐためにはどのような対策を取れば良いか事前に検討・準備することにより被害を抑えることが可能となります。

沢田工務店では定期的にお役立ち情報を発信しております。ご参考にしていただけたら幸いです。

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