猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。換気の見直しで快適な職場環境を整えよう

猛威を振るい続ける新型コロナウイルス。換気の見直しで快適な職場環境を整えよう

昨今のコロナウイルスの影響下では厚生労働省が定める、集団感染リスクの高い3つの「密」の1つである「換気の悪い密閉空間」に関してどれだけの企業が取り組みを実施できているでしょうか。

まず初めに、CSVという言葉を聞いた事はありますでしょうか。
CSVとは「Creating Shared Value」の略です。

簡単に説明すると企業としての社会的価値を創造する事により企業として地域社会、お客様、お取引先様から信頼され、経済的なリターンを得る事ができるという考え方です。
このように環境を整備する事により他の企業に比べて競争面で優位性を得る事ができ、企業の効率化や技術革新を推進する効果があります。

CSVを行うにあたり、今回は換気について実際にどのような取り組み方法があるのか一例をご紹介していきます。

換気の種類

換気と言っても様々な換気方法が存在するのはご存じでしょうか。
ここでは4つの換気方法についてご紹介をします。

一種換気 給気と排気を機械設備で行う

事務所や一般住宅に多く、給気量と排気量のバランスを取る必要があります。

二種換気 給気は機械設備で行い、排気は自然に行う

クリーンルームや病院の集中治療室が代表的な一例です。

三種換気 給気は吸気口から自然に入り、排気は強制的に機械で行う

トイレやお風呂などの換気が一般的です。

四種換気 自然換気、外気を100%使用して換気を行う

春や秋など外気温が涼しい時期に有効です。

また、現在では排煙窓に網戸を取り付ける事により営業時間中に四種換気を推進する企業様も増えてきております。
網戸を設置する事により虫の侵入を防ぐ事ができ、常に快適な換気をすることができます。

写真提供:松崎商事株式会社様

このように換気は空間毎に適切な措置を取る事によって最大限の効果を発揮します。
自社の事務スペース、作業スペースではどのような換気方法が適切なのか、この機会に一度確認していただく事が大切だと感じます。

換気量について

それでは、実際に換気を行う際にどれだけの換気量が必要なのでしょうか。

厚生労働省のガイドラインによると1時間あたり1人あたり30㎥の換気量を必要とされています。
イメージしやすく例えると、縦3m×横5m×高さ2m=30㎥の空間となります。
お風呂の水で例えるとお風呂の水がだいたい200L(0.2㎥)とするとお風呂の水を約150杯分の量が30㎥です。

この事から相当量の換気が必要な事が分かるかと思います。

推奨される換気の方法

ビル管理法(建築物における衛生的環境の確保に関する法律)における空気環境の調整に関する基準に適合していれば、必要換気量(一人あたり毎時30m3)を満たすことになり、「換気が悪い空間」には当てはまらないと考えられます。このため、以下のいずれかの措置を講ずることを商業施設等の管理権原者に推奨いたします。
なお、「換気の悪い密閉空間」はリスク要因の一つに過ぎず、一人あたりの必要換気量を満たすだけで、感染を確実に予防できるということまで文献等で明らかになっているわけではないことに留意していただく必要があります。

1.機械換気(空気調和設備、機械換気設備)による方法

■ ビル管理法における特定建築物に該当する商業施設等については、ビル管理法に基づく空気環境の調整に関する基準が満たされていることを確認し、満たされていない場合、換気設備の清掃、整備等の維持管理を適切に行うこと。

■ 特定建築物に該当しない商業施設等においても、ビル管理法の考え方に基づく必要換気量(一人あたり毎時30m3)が確保できていることを確認すること。必要換気量が足りない場合は、一部屋あたりの在室人数を減らすことで、一人あたりの必要換気量を確保することも可能であること。

出典:厚生労働省

換気量を増加させるためのアイテムとしてサーキュレーターがあります。サーキュレーターは扇風機と比較して直進性の高い風を送る事ができます。
それにより風の流れを作り出す事が出来る為、換気量をアップさせるだけでなく、人の導線上にウイルスが入らないように管理する事ができます。その為、直接風が人に当たらないように風の通り道を作る事が重要です。

写真提供:日本キャタピラー合同会社様 HV20SDC、HVD14DC

換気頻度

どのぐらいの頻度で換気が必要かというと30分に1回以上、数分間程度、窓を全開にする必要があるとされています。ただ、30分に1回以上の換気だと大変な為、時期や環境に応じて四種換気も検討する方法も有効だと考えます。

ビル管理法における空気調和設備を設けている場合の空気環境の基準

項目基準
ア 浮遊粉じんの量0.15 mg/m3以下
イ 一酸化炭素の含有率100万分の10以下(=10 ppm以下)
※特例として外気がすでに10ppm以上ある場合には20ppm以下
ウ 二酸化炭素の含有率100万分の1000以下(=1000 ppm以下)
エ 温度1. 17℃以上28℃以下
2. 居室における温度を外気の温度より低くする場合は、その差を著しくしないこと。
オ 相対湿度40%以上70%以下
カ 気流0.5 m/秒以下
キ ホルムアルデヒドの量0.1 mg/m3以下(=0.08 ppm以下)

※機械換気設備を設けている場合は、上記の表のアからウまで、カ及びキを遵守する必要がある。

2 窓の開放による方法

換気回数※を毎時2回以上(30分に一回以上、数分間程度、窓を全開する。)とすること。
※ 換気回数とは、部屋の空気がすべて外気と入れ替わる回数をいう。
■ 空気の流れを作るため、複数の窓がある場合、二方向の壁の窓を開放すること。窓が一つしかない場合は、ドアを開けること。

出典:厚生労働省

最後に

昨今の状況下で「換気」は多くの企業で注目するワードです。

冒頭でもお伝えしましたが企業がCSVを行うにあたり自社でどのような活動をする事が社会貢献に繋がり、企業の利益を確保できるのか今一度考えてみるのはいかがでしょうか。
CSV経営は企業として地域社会、お客様から認められて存続し続けていく為に重要な考え方だと感じております。
自社の事業内容に関連した社会問題の解決に取り組めば、自社のノウハウを活かして社会と価値を共有でき、新しいノウハウやスキルを得ることができ、競合他社と差別化を図る事も可能でしょう。

卓也栗原
卓也栗原

WRITER

栗原 卓也 ソリューション事業部 AM部

群馬県出身。前職では小売業の店長を経験し、2019年に中途で入社。休日は仲間とランニングやロードバイクに乗っています。土地活用のご提案をメインにお仕事をしています。

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