工場を増築するなら考えるべき大切なこと ー 沢田工務店の設計士から増築をお考えの皆様へ
建物を建てる・増築する・改装する そのときに必ず必要になるのは設計士。
直接お話を聞くことがあまりないのですが今回は工場を増築する際に考えるべき大切なことを沢田工務店の設計士、山田敦史にお話を伺いました。
徹底したヒアリングからお客様とともに考えて作り上げていく
そんなとき、「坪単価〇〇万円くらいです。」のようなヒアリングをせずにおおまかな見積もりを提示する建設会社が多いんですよね。
でもまずは根本の原因を探る必要があり、「なぜ、増築したいのか?」 「どうして生産エリアが足りないのか?」
いろいろな質問を投げかけ、1番の問題を取り除かなければお客様が思い描いているような増築はできず、意味がないです。
それでも「お客様とともに考える」ことが最も大切なことです。
お客様は生産のプロとして、検討を重ねて増築を計画されるはずですが築のプロはその知識を活用して、お客様の計画に+αの価値を加えることができるはずです。
増築したけれどうまくいかない例
- 増築した建物が邪魔になり、奥の敷地の建物の更新ができない。
- 増設を繰り返した工作機械の配置のせいで、作業性が落ちている。
- 材料と製品の動線が混在し、積み下ろしの効率が悪くなった。
- 増築を繰り返しすぎて作業効率が下がった。
計画段階で問題点を整理して、予算や中~長期計画と照らし合わせながら、解決していく手順まで含めて設計することが、良い計画だと思います。
あまり設計士からお話を直接聞ける機会は少ないので貴重なお話をありがとうございました。